星座を見つけよう

星座を見つけよう 知識の本
Q0183-0

夜空を見上げて、北の方角に動かない2等星があります。それが北極星で、大事な星です。なぜかというと、北極星を見ている方角が必ず北で、左手が西、右手が東と、方角が分からなくなった夜で、方角を教えてくれる星だからです。

有名な星座に北斗七星があります。別のなまえを「おおびしゃく」とも言います。なぜこの七つの星がひしゃくに見えるのか。それは星を繋ぐと見えてきます。星座は星同士をつないでできた形から、名前がが付いています。

星には、明るい星から暗い星まであります。明るい星の順に1等星から5等星に分けられます。うしかい座の一番明るい星はアルクツールス、しし座の一番明るい星はレグルス。これは、北の空の1等星です。北の空には1等星が15個しかありません。星の名前は、ラテン語かギリシャ語かアラビア語です。

星の距離は「光年」で表します。星まで、光の速さで何年かかるかという年月をあらわした単位です。

星座を見つけるためには、星座の形と名前、それに星の地図「星図」が必要です。星の位置は季節で変わるので、季節ごとの星図がいります。

昔話や神話には、星にまつわる話がたくさんあります。アンドロメダ姫ものがたり、オリオンものがたりなどです。

私たちが住む地球は、太陽という星を回る惑星になります。その惑星の仲間たちが、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、それに地球、全部で8個の惑星が太陽系です。

作者のH.A.レイは、「ひとまねこざる」シリーズの絵本で有名です。星座や星にまつわるものがたりなどを知ることで、夜空の星を眺める景色が変わってくるかもしれませんね。

『星座を見つけよう』H.A.レイ文・絵,草下英明訳.福音館書店,1969年.ISBN4-8340-0183-0

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