あおぞらようちえんでは、あした、いもほりのえんそくです。えんじたちは、わくわく。けど、つぎのひはあめでした。えんじたちは、かみにおいものえをかきます。
この本は、鶴巻幼稚園の市村先生による教育実践から生まれた絵本です。絵に描かれたさつま芋、とっても甘くておいしんだろうなと想像してしまいます。
園児たちは芋ほりをとっても楽しみしていましたが、行けなくても彼らの無限の発想と楽しみ方が伝わってきます。
紙を継ぎ足して描いていきます。どんどん大きくなるさつま芋は、園児たちの好奇心の広がりかもしれません。
使われている色は、黒の線とさつま芋の皮の赤紫色だけです。著者はたくさんの絵本を書いてきた赤羽末吉さんです。絵と文の巧みさが子どもの心をつかんで離しません。
『おおきな おおきな おいも:鶴巻幼稚園・市村久子の教育実践による』赤羽末吉さく・え. 福音館書店, 1972年. ISBN978-4-8340-0360-4
対象年齢:4歳から