いずみがもりは、からすがいっぱいのもりです。もりのなかのくろもじさんちょうめで、からすのパンやさんがあります。そこにいろんないろをした、からすのあかちゃんがうまれました。ぱんやさんのおとうさんとおかあさんは、こそだてとパンをやくことでおおいそがし。
子どもたちの友だちの評判で、からすのパンやさんは大忙しになってきます。そんなこんなで、森じゅうのからすが、からすのパンやさんに集まる大騒動に。
からすのパンやさんでは、子どもたちも手伝って、いろんな種類や形のパンを作ります。絵本の中でどんなパンがあるのか探すのも楽しくなります。からすもいっぱい出てきますが、みんないろんな表情、いろんな格好です。それぞれが個性的です。パンを買うために集まったからすばかりではないのですが、さてさて、集まってきたからすたちは、みんなパンを買っていくのでしょうか。
『からすのパンやさん』(かこさとし おはなしのほん7)かこさとし 作・絵 2版 偕成社 2010年
ISBN 978-4-03-206070-6