ちいちゃいちいちゃいおばあちゃんが、ちいちゃいちいちゃい「おれのほねを、かえしてくれ!」というさけび声を聞きます。声は少しずつ大きくなって・・・。「ちいちゃい、ちいちゃい」お話。
三びきのクマが出かけている間に、おばあさんがクマの家にかってに上がりこんでしまう「三びきのクマ」のお話。
かたやきパンが、かまどから飛び出して走っていきます。番をしていた子どもがおっかけて、とうちゃんとかあちゃんもおっかけて、かたやきパンは、出会った人やどうぶつに「つかまらないぞうーうーうーぅ」といって、どんどんかけっこしていきます。「かたやきパン」というお話。
空の星とあそぼうとしたちいさなむすめは、どこに行けば空の星とあそべるのかたずねまわります。とうとう光のかがやくある上り坂を登って登って・・・。「空の星」のお話。
ジャックは雌牛を売りにいって、豆と交換してしまいます。豆を植えるとぐんぐんのびて、ジャックはそのつるをつたってどんどん登っていくと、人食い鬼の家にたどりつきました。「ジャックとマメの木」のお話。
ノロウェイというところに三人のむすめがいました。どんな人と結婚したい?一番下のむすめは、「わたしはノロウェイのウシだっていいわ」といいました。すると大きな黒牛がむすめを背中に乗せて連れて行きました。黒牛はいつもむすめにやさしかったのです。やがて黒牛にかけられていた魔法がとけて・・・。「ノロウェイの黒ウシ」のお話。
元気な仕立て屋がマクド―ナルド殿様のトルース・ズボンをつくるために呼ばれていきました。夜、教会堂で仕立てる条件で、ごほうびがもらえます。けれども教会堂の石のゆかから、ばけものが・・・。「元気な仕立て屋」のお話。
イギリスとアイルランド(ケルト系の)昔話です。この昔話にはよく「ジャック」が活躍します。原著の再話は主にジェイコブズによるものです。アイルランドの昔話の一部は、アイルランド生まれの詩人のイェーツの編纂によります。ジェイコブズは再話する際に子どもたちに語って聞かせやすいように何度も書き直しています。さらに、石井桃子さんの名翻訳ですから、この本は、よくストーリーテリングに使われています。
イギリスとアイルランドで語りつがれた不思議な不思議な昔話
『イギリスとアイルランドの昔話』(福音館文庫) 石井桃子編・訳 J・D・バトン画 福音館書店 2002年
ISBN 4-8340-1801-6