あるところにおかあさんねずみと四ひきのこねずみがいました。
四ひきめは「ヤカちゃん」よよばれていました。なぜかって? ヤカちゃんの声がとっても大きかったので、「やかましやのヤカちゃん」です。
おかあさんねずみと四ひきのこねずみは、ドドさんとドドさんのおくさんの家にすんでいました。
ある日、おかあさんねずみは、こどもたちをひとり立ちさせるために、きをつけないといけないことを、歌でいいきかせます。
一つは、大きな声をねずみとりのわな、それから、ねこ。
けれど、ヤカちゃんはあいかわらず大きな声です。
そんなある夜、あやしい男の人がまどからはいってきて、大きなふくろに・・・・。
どうして、「番ねずみ」ってよばれているかって・・・。
ヤカちゃんの大活躍です。
『番ねずみのヤカちゃん』リチャード・ウィルバー 作 松岡享子 やく 大社玲子 え 福音館書店 1992年
ISBN 4-8340-1099-6